2019年 06月 26日
ミシンの神さま ② |
友人誘って熊本に行ってきました。
そろそろ雨〜梅雨入りかもってんでお天気のうちに。
こちらもミシンの神さまが繋げてくれた糸に違いない出逢いでした。
長いこと職業用ミシンが欲しくて…
でも自分の身の丈に合いません(技術がね)。
モーターが付いてたり、コンピュータ制御だったり、すっごく便利でワタシより百倍賢いミシンさまは、ワタシの年収の数倍ものお値段です(・・;)。
そんなおおごとな数をこなすわけじゃないし、
なんたって使いこなせないしね。
だけど
このところ「欲しい熱」がまたフツフツと沸いてきて…悪いことに オークションサイトには山ほど出てるワケです。あ〜〜目の毒だ(ー ー;)。
もう買ってしまおうか。
お値段も状態もピンからキリまであるミシンの中で、お手頃価格で状態も良さそうなモノを見つけて(それでもワタシにとっては大きな出費)、ドキドキバクバクしながら 取り敢えずムスメに相談。
そう、彼女なら冷静に判断してくれます。
流石です、すぐに革職人の友人に訊いてくれたりして……結果、却下( i _ i )
…だよねー。
そうよね、届いてみなきゃ分からない本当の状態。
その時は稼働しても、壊れた時はどうするの?
アフターケアはダレがしてくれるの?
部品の調達や交換を考えるとリスクが高すぎます。
最新のミシンは素晴らしいけれど…
惹かれるのは やっぱり昔ながらのミシンです。
オークションサイト見ていても、どうしても目が留まるのはアンティークミシン。
やっぱり好きなんだなぁ…。
でも、オークションサイトのものは、よく見ると部品が欠損していたり動作確認がなかったり、何より出品者が専門家ではないというのが常であります。
ディスプレイとしては最高だけれど、ワタシにとって大事なことは やはり「使えること」ですもんね。
数多く見られるオークションサイトばかりに目がいって 本質を忘れてました。
ミシンメーカーのサイトには 当然のことながら最新のミシンばかりが出ていて、こりゃダメだと思っていたけれど、検索の仕方を間違えてましたわf^_^;
見つけましたよ!!!
憧れの八方ミシンです。
なんて美しいんでしょう!!!(´;Д;`)
アンティークミシン専門の修理屋さんです。
しかも!!熊本!!!
実物を見に行くことが出来る距離!!!
こちらのサイトを見てくれたムスメからも「ここなら信頼できそう」との言葉をもらい、矢も盾もたまらず会いに行ってきたというワケです。
八方ミシン、腕ミシン、工業用ミシンの数々。
ゆらゆら揺れるガラス扉の壁掛け時計もたくさん!
壁際に置いてあるのは、発明された当初のミシン、篤姫が使ったというミシンやイギリス皇室御用達のミシンなど、歴史的価値のあるミシンたちがズラリと。
これらを動かしながら(!)説明してくれます。
あぁもう夢のような空間でした。
磨き上げられた美しいアンティークミシンの数々、他にもアンティークのウォールクロックやラジオなどが所狭しと並んでいます。
迎えてくださったミシン職人の店主さんが 博物館級のミシンを前に ミシンの歴史から機能から実際に動かしながら説明してくださり、ミシンの世界の奥深さを堪能いたしました。
職業用ミシン。
家庭用ミシンより大きくて、上下に「送り」がついています。しかも、「送り」はギザギザの歯がついたロータリー型になっている!
この細い腕の中には、小さなボビンケースに小さなボビンが収まっています。
動かし方や縫い目調節、糸調子や糸の通し方など、実際に使いながら教えてもらい、昔の人の知恵と工夫に感動!!!
しかも、ほとんどの部品が今も変わらず使われているものです。
今では全国から、いや、海外からもアンティークミシンの修理依頼が寄せられるそうで、見違えるほど綺麗になってお家に帰るのを待っているミシンたちが なんだかとっても誇らしげで嬉しそうでした。
結局、
3時間も長居して(^_^;)。
ワタシのお目当ての八方ミシンは、同じ熊本のアンティークショップに置いてあり(もう店舗にスペースがなくて何台もそちらに置かせてもらっているそうな)、「一緒に見に行きましょう」となったものの 定休日でした(じつは我々も寄るつもりで「あら〜今日お休みだ〜泣」となってたショップだったという偶然に また感動!)。
なので、
お楽しみは次回に。
また近く熊本遠征いたしますぞ!
でもでも
ついつい連れて帰って来てしまった〜〜(⌒▽⌒; )
コチラも ずっと欲しかったトイミシン。
もちろんメンテナンス済み!
なんて可愛いんでしょう!!!
あ〜〜シャーーーワセ!!!(*≧∀≦*)
by naunyan
| 2019-06-26 13:36
| アンティーク
|
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